ポケモン模写は手ごろな素材だと思います。ポケモンの種類が豊富で、描きやすいなあと思うものを自由に選べること。それから、ほとんどのポケモンが線がはっきり描かれていることが理由です。
このウェブページでは、ポケモン推奨です。
アニメの画面をキャプチャしたものも素材として手ごろです。最近のアニメだと「らき☆すた」のような、線がはっきりしていてあまり複雑ではないようなものがやりやすいです。逆に、ポリゴンやエフェクトを駆使したような作品の場合には、線がはっきりしないので模写には不向きかなと思います。
ある色と別の色の境目が、線で隔てられているような作品は模写しやすいです。
白黒の模写をするのだから、同じ白黒の単行本で良いような気がしますが、難しいです。理由は、そもそも単行本は雑誌サイズで読者に提供したものを縮刷しています。その雑誌ですら、原稿を縮小印刷しています。ということで、全体的に見ればかなりの縮小率になります。そのため、単行本では線が細く緻密で、それを模写することはなかなか難度が高いです。それと、髪の毛などの線の端がきれいに細くなって行くところを鉛筆で再現するのは困難なので、全体として雰囲気が固くなると思います。
それでも模写したいなら…コピー機で 2倍くらいに拡大印刷すれば、少しラクになるのではないかな、と思います。
おすすめ書籍の「脳の右側で描け」では、人物画を描けるようになることを主目的にしていますが、風景画や人物画は難しいです。理由は以下の 3点です。
それでも模写したいなら…問題点 1と 2については、デジカメで解決します。つまり、被写体をデジカメで撮影し、パソコンのモニタに表示してそれを模写するのであれば、視差の問題は起こりえないし、どこがフレーム枠なのかもはっきりと分かってやりやすいです。
不向きな理由は「風景画・人物画」と同じです。特に、フィギュアは造詣が細かいので、すごく時間がかかると思います。また、(やはりポケモンの絵やアニメと違って)基本的に輪郭線が存在しないので、上手く対処しないと線が混み合ってしまうと思います。
それでも模写したいなら…やはりデジカメで撮影するのが無難だと思います。大きいモニタに写せば何とかなるかもしれません。