共有ドライブを検索する

ユーザは、自分がメンバとなっている共有ドライブを検索し、結果をフィルタリングするために qパラメータを指定することができます。

ドメイン管理者は、drives.listメソッドで useDomainAdminAccessパラメータをセットすることによって、組織内のすべての共有ドライブを検索することができます。

1つ以上の検索句を用いて結合された検索クエリを実行するには、qパラメータを使用します。 それぞれの検索句は、3つの部分で構成されています。

Field

検索される共有ドライブの属性、例えば、共有ドライブの属性 name。

Operator

マッチを提供するためにデータに対して実行されるテスト、例えば、contains。

Value

テストされる属性のコンテンツ、例えば、共有ドライブの名前 My cool project。

接続詞 andあるいは orを用いて句を組み合わせ、notを用いてクエリを否定します。

drives.listのための有効なフィールド

フィールド	値のタイプ	演算子	説明
createdTime1	date	<=, <, =, !=, >, >=	共有ドライブが作成された日付。
hidden2	boolean	=, !=	共有ドライブが非表示であるかどうかの指定。
memberCount1	number	<=, <, =, !=, >, >=	共有ドライブのメンバであるユーザおよびグループの数。
name1	string	contains, =, !=	共有ドライブの名前。
organizerCount1	number	<=, <, =, !=, >, >=	共有ドライブのオーガナイザであるユーザおよびグループの数。

値のタイプ

値のタイプ	ノート
String	シングルクォート ' で囲まれたもの。 クエリ内のシングルクォートを \' を用いてエスケープします、例えば、'Valentine\'s Day'。
Boolean	trueあるいは false。
Date	RFC 3339形式、デフォルトのタイムゾーンは UTCです、例えば、2012-06-04T12:00:00-08:00。
Number	数値。

演算子

演算子	ノート
contains	ひとつの string のコンテンツが、もう一方に存在する。
=	stringあるいは booleanのコンテンツが、もう一方と等しい。
!=	stringあるいは booleanのコンテンツが、もう一方と等しくない。
<	値が他のものより小さい。
<=	値か他のもの以下である。
>	値が他のものより遅い。
>=	値が他のものより遅いか等しい。
and	両方の句にマッチするアイテムを返します。
or	いずれかの句にマッチするアイテムを返します。
not	検索句を否定します。

複合句の場合、句を一緒にグループ化するためにカッコを使用することができます。 例えば:

createdTime > '2019-01-01T12:00:00' and (organizerCount > 5 or memberCount > 20)

この検索は、5より大きいオーガナイザ、あるいは 20より大きいメンバを持つ、2019年1月1日以降に作成されたすべての共有ドライブを返します。 andおよび or演算子は左から右に評価されるので、カッコなしの上記の例は、2019年1月1日以降に作成された 5より大きいオーガナイザを持つ共有ドライブのみを返しますが、20より大きいメンバを伴うすべての共有ドライブも返すでしょう、2019年1月1日以前に作成されたものでさえも。

例

このページのすべての例は、エンコード解除された qパラメータを示しています、ここで、organizerCount = 0 は organizerCount+%3d+0 としてエンコードされます。 クライアントライブラリは、このエンコーディングを自動的に処理します。

drives.listの例

オーガナイザが割り当てられていない共有ドライブを検索する

organizerCount = 0

2017年6月1日以降に作成された共有ドライブを検索する

createdTime > '2017-06-01T12:00:00'

タイトルに単語 'confidential' 、および 20人以上のメンバを伴う共有ドライブを検索する

name contains 'confidential' and memberCount >= 20