ファイルのリビジョンをダウンロードし公開する

Google Driveは、自動的にバージョン履歴を管理することによって、ファイルに行われたすべての変更を追跡します。 これは、ユーザが、誰が編集を行ったかを確認し、同じファイルの以前のバージョンに戻すことをできるようにします。 Drive APIは、それぞれの変更を "Revision" と呼び、Revisionsリソースを通してリビジョンへのアクセスを提供します。

Drive APIは、Revisionsで説明されているように、あなたが、プログラム的に新しいリビジョンを保存できるように、あるいは、バージョン履歴をクエリできるようにします。

Google Driveは、ディスクの使用量を最適化するために、自動的により古いリビジョンをパージ(あるいは "prunes")します。 これが起こることを防止するには、Driveにパージさせたくないリビジョンをマークするために、booleanのフラグ keepRevisionForever に trueをセットすることができます。

個々のリビジョンをリストしダウンロードする

ひとたびファイルのリビジョンのリストを取得したならば、パラメータ alt=mediaを用いて revisions.getメソッドを呼び出すことによって、任意のリビジョンのコンテンツをダウンロードすることができます。 Google Docs、Sheets、および Slidesのリビジョンは、ダウンロードされることができません。

リビジョンを公開する

Google Docs、Sheets、および Slidesの場合、publishedプロパティをセットすることによって、ウェブに任意のリビジョンを公開することができます。 もしファイルが G Suteドメインにて作成されているならば、publishedOutsideDomainプロパティは、リビジョンが誰からもアクセス可能であるかどうか、あるいは、それがドメインのユーザに制限されているかどうかを示します。

公開されたリビジョンは、publishAutoプロパティがセットされない限り、ファイルに行われた変更を反映しません。 もしそのプロパティが trueにセットされているならば、ファイルのより新しいリビジョンが自動的に公開され、前のものをオーバーライドします。 この振る舞いは、Drive UIにて、"Automatically re-publish when changes are made" チェックボックスによっても制御されます。

ヒントとテクニック

リビジョンの詳細については、Googleのエンジニアが関連するヒントやテクニックを議論している次の動画をご覧ください。