共有ドライブの概要

共有ドライブは、My Driveと並行して存在する、Google Drive内の組織構造です。 共有ドライブは、個々のユーザではなく組織によって所有されるファイルをサポートします。 個々のファイルは共有ドライブあるいは My Drive内に組織されるかもしれませんが、両方はできません。

アクセス制御

共有ドライブは、Drive内の他のコンテンツと同様のパーミッションモデルを使用します。 My Driveのファイルとは異なり、共有ドライブ内に位置されたコンテンツは、ユーザのグループによって所有されています。

パーミッションの伝播

My Drive内のアイテムのように、親アイテム上のパーミッションは、それらの子にも下方に伝播します。 しかしながら、共有ドライブ内では、パーミッションは、拡張に厳密的です。 例えば、共有ドライブのコメンターの役割を持つユーザは、フォルダ階層内の別の場所でそれらのアクセスレベルを減らすことはできません。 しかしながら、それらのアクセスは特定のファイルセットに対して増やすことができます。

共有ドライブのファイルは、必ず 1つの親を持たなければなりません。 これは、共有ドライブのファイルは、単一の共有ドライブに所属し、共有ドライブ内の単一の場所に配置されることを意味します。 単一の場所を持つことは、共有ドライブのファイルのためのパーミッションルールを単純化します。

メンバ対ファイルアクセス

共有ドライブには 2つのパーミッションのクラスがあります:

• メンバパーミッションは、直接あるいはグループを介して、共有ドライブ自体へのアクセス権を付与されているユーザのためのものです。 メンバは、共有ドライブの名前といった、共有ドライブのメタデータを確認することができます。 メンバは、共有ドライブ内のすべてのファイルへのアクセス権を持ちます、それは、メンバに与えられた役割に依存したアクセスレベルを伴います(例: リーダー、ライター)。
• ファイルアクセスパーミッションは、共有ドライブ内のファイルのサブセットへのアクセス権を付与されているユーザのためのものです。 例えば、ユーザに単一のファイルを共有させることは、ファイルアクセスのパーミッションが作成させます。

個々のユーザは共有ドライブのメンバであり、そして、共有ドライブ内に含まれているファイルにファイルアクセスのパーミッションを持つかもしれません。 共有ドライブ内のユーザのメンバーシップが、彼らにより高いレベルのアクセス権を付与している場合、ファイルアクセスのパーミッションが置き換えられるかもしれません。 これらのファイルパーミッションは、ユーザが共有ドライブのメンバではなくなった、あるいは、彼らのメンバアクセスレベルが低下したとき、取り消されます。

役割

My Drive内のアイテムが持つのと同様に、それぞれのユーザは、特定の役割を持つアクセス権が付与されます。 2つの追加的な役割が、共有ドライブのために追加されています:

• fileOrganizer役割は、ユーザが、共有ドライブ内のファイルを整理し、コンテンツをゴミ箱に移動することをできるようにします。
• organizer役割は、fileOrganizerと同じ特権を付与し、そして、ユーザが、永久的にコンテンツを削除し、共有ドライブの名前やメンバーシップを修正できるようにします。

owner役割は、共有ドライブでは許可されていません。

共有ドライブ内の異なる役割の能力についての追加的な詳細については、パーミッションモデルを参照してください。