XML文書の中に、コメントを埋め込むことができます。<!--
と-->
で挟まれた部分がコメントとして扱われます。
コメントの中では、<や>をそのまま使用しても問題ありません。そのため、既存の XML文書の一部を一時的に無効にするために使用することもできます。ただし、コメントの中に--
を含めることはできません。
コメントは、以下のように使用します。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?> <document> <text>ハロー<!-- これはコメントです -->ワールド</text> <!-- <text>ハローワールド</text> XML文書の一部を一時的に無効にする場合にも便利です --> </document> <!-- XMLインスタンスの外にあるコメント -->
この XML文書を Firefoxで閲覧すると、以下のようになります。
Firefoxではコメントの部分も表示されています。
コメントが表示されてしまうのか、あるいはコメントが無いものとして扱われるのかは、アプリケーションによって異なります。基本的にはコメントがあったとしてもコメントが無かった時と同じ振る舞いをするように、多くのアプリケーションは製作されています。
なお、コメントは XMLインスタンスの外に記述することもできます。