XMLでは、タグの前後を <と >で挟みます。言い換えれば、XMLを読み取るプログラムでは <と >を判断して「この部分はタグである」と解釈しています。しかし、このままでは、XML文書の中で普通のテキストとして <や >を使用することができなくなってしまいます。そのため、エンティティ参照というものが用意されています。また、エンティティ参照のために &を使用することになるので、&についてもエンティティ参照が用意されています。その他に 'と "にも、エンティティ参照が用意されています。
XMLでは、これら 5つのエンティティ参照が標準で用意されています。以下に一覧を表示します。
記号 | エンティティ参照 |
---|---|
< | < |
> | > |
& | & |
' | ' |
" | " |
エンティティ参照は、以下のように使用します。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?> <document> <text>タグは<と>で囲みます。</text> </document>
この XML文書を Firefoxで閲覧すると、以下のようになります。