先の節で記述したハローワールドの XML文書。実はインデント(字下げ)を無視しても正しく動作します。例えば、以下のように記述して、XMLビューアー(例えば Firefox)で表示させても、何の問題もなく表示されます。
helloworld.xml
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?> <document> <text> ハローワールド </text> </document>
確かに問題はない。でも、とても分かりづらいですよね。そして、分かりづらいということは、例えば、後日、改修する必要があったときなどに、作業ミスが発生したり、その不具合の原因を追及するのに時間がかかったりすることに繋がります。
XML文書を記述する際には、開始タグ(例えば今回の <document>)の後は、一段、インデントを深める。そして、対応する終了タグのところで、そのインデントを終えるようにしましょう。なお、インデントは、タブで行われる場合と、スペース(主にスペース 4個)で行われる場合があります。eclipseで開発する場合、XMLファイルのインデントは、デフォルトでは スペース 4個に整形されるようです。