ともかく、まずは XML文書を書いてみよう。XMLはプログラミング言語ではないけれど、プログラミング言語では定番の「ハローワールド」を書いてみることとします。
helloworld.xml
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?> <document> <text>ハローワールド</text> </document>
注意点は以下の 2つです。
作成し終わったら、このファイルを XMLビューアーで開いてみましょう。例えば、Firefoxにこの XML文書をドラッグアンドドロップしましょう。以下のような画面が表示されれば成功です。
もし、何らかのエラーが表示されたら、記述をミスしているか、あるいは文字コードの設定を間違えているのかもしれません。
はっきり言って何にもなりません。単に XML文書を作っただけでは意味がなく、基本的にはその XML文書をプログラムが読み取って何らかの処理をして、初めて意味を持つということになります。言い換えれば、プログラムは一般的に、ある特定のルールに従っている XMLの文書を読み取ることができるだろう。実際に何かの役に立つ XML文書を作る際には、それぞれのプログラムが想定するルールに従う必要があります。
このハローワールドは、ただ単に、XML文書の雰囲気を味わってもらうために作成した、というだけです。単純な、何の制約もない XML文書の書き方、その雰囲気を体験していただければ、ということでハローワールドのサンプルを用意しました。
InternetExplorerの場合には表示されないけれど、Firefoxの場合には表示されるようです。これは、(InternetExplorerもそうなのだけれど)Firefoxが、単なる「XMLビューアーではない」ということに起因しています。XML文書に XSL文書(これも XML文書のひとつの形態)を組み合わせることができ、(InternetExplorerや)Firefoxは XSLも扱うことができるのですが、それが見当たらないということで「スタイル情報が関連づけられていないようです」という情報が表示されます。
多くの XML解説本では、XSLについても取り扱っていますが、Androidアプリ開発においては、XSLを理解する必要性はかなり薄いので、本ウェブサイトでは XSLについての解説は省略しています。