コレクションは複数の要素を管理する仕組みのことです。複数の要素を管理する仕組みとしては既に配列を学んでいますが、配列はあらかじめ大きさを指定しなければならないという制限がありました。コレクションには幾つか種類があるのですが、本章では List、Map、Setそれぞれひとつずつについて解説したいと思います。
Listインターフェイスは、値を要素番号で格納するインターフェイスです。配列のような感じです。
Listについて詳細が気になる方は、説明書(API)を参照してください。Java SE 7(Java 1.7)の説明書(API)を掲示しておきます→Listインターフェイス。
Mapインターフェイスは、キーと値の組み合わせを格納するインターフェイスです。
Mapについて詳細が気になる方は、説明書(API)を参照してください。Java SE 7(Java 1.7)の説明書(API)を掲示しておきます→Mapインターフェイス。
Setインターフェイスは、値を格納するインターフェイスです。数学の集合のような感じです。
Setについて詳細が気になる方は、説明書(API)を参照してください。Java SE 7(Java 1.7)の説明書(API)を掲示しておきます→Setインターフェイス。
ListやMap、Setに格納する対象は、オブジェクトであれば何でも良いものの、そのままでは、取り出す際に明示的なキャストが必要となってしまいます。そこで、ジェネリクスという記法が Javaに取り入れられました。
例えば、String型を格納する ArrayListの場合は、以下のように記述します。
List<String> months = new ArrayList<String>();
その後、Java1.7にてダイヤモンド演算子が登場し、表記がシンプルになりました。
List<String> months = new ArrayList<>();
具体的な使い方は、この章にてサンプルプログラムを用いて解説します。